2015年の主な活動内容
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OB・OG会第8回コンサート参加者募集のお知らせです!
クリックで拡大クリックで拡大 スズキ・メソードOB・OG会では、2015年5月10日(日)に国立オリンピック記念青少年総合センター大ホール(カルチャー棟)において、「スズキ・メソードOB・OG会第8回コンサート」を開催します。今回も例年通り、スズキの子どもたちが出演する「第20回アンサンブル・フェスティバル」との共催となります。
指揮者には、第4回、第6回コンサートに引き続き、スズキ・メソード ヴァイオリン科出身で、ワグネルソサエティオーケストラで活躍後、NHK交響楽団を経て、医学の道に転じた金森圭司さんが登場されます。ご期待ください。
コンサート終了後には、「懇親会」も、施設内のレストランで開催されますので、ご予定ください。コンサート後にいつもは行なっておりました定時総会は、今回は6月14日(日)に別途開催予定です。なお、ご参考までに、当日の予定時間の目安は次の通りです。
1)「第20回アンサンブルフェスティバル」&「スズキ・メソードOB・OG会第8回コンサート」 13:00~16:30
※OB・OG会の登場は、15:00過ぎを予定しています。
2)懇親会: 17:00~19:00頃
「OB・OG会第8回コンサート」出演者募集要項
■日時 2015年5月10日(日) 開演13:00
■場所 国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール
■応募資格
(1)スズキ・メソードOB・OGの皆様
(2)スズキ・メソードを学ぶ大人の会員の皆様
(3)できるだけ多くの練習にご参加ください。前日、当日午前中の「リハーサル」への参加は必須です。
※いずれも「OB・OG会」にご登録されることを前提とさせていただきます。→「OB・OG会」への入会
募集人数 約50名(ヴァイオリン32名、ヴィオラ8名、チェロ8名)
※ヴァイオリンパートは、音のバランスなどの都合で担当パートを指定させていただく場合がございます。
■曲目
①パッヘルベル カノン
②モーツァルト ディヴェルティメントNo.3 in F-dur K.138
③レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア
また、今回はアンサンブル・フェスティバルの第20回記念公演となりますので、
ヴァイオリン科の子どもたちが弾くヴィヴァルディの協奏曲a-moll第1楽章とキラキラ星変奏曲の
伴奏も、OB・OG会で行ないます。
※複数の曲に応募可能です。
※ご参加いただけることになりました方には、楽譜の送付にてお知らせ申し上げます。
■練習日程
(1)4月29日(水・祝)13:00~17:00
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 中練習室43(カルチャー棟)
曲目:全曲
(2)5月6日(水・祝)13:00~17:00
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 中練習室43(カルチャー棟)
曲目:全曲
(3)5月9日(土)13:00〜17:00(指揮:金森圭司さん)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 中練習室(カルチャー棟)
曲目:全曲
(4)5月10日(日)午前 ステリハ(指揮:金森圭司さん)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール
午後本番 12:30開場 13:00開演となります。
※詳しい練習日程は、楽譜送付時にもお知らせさせていただきます。
■練習指導
・指揮者 金森圭司さん(ヴァイオリン科出身、医師)
・スズキ・メソード指導者
■参加費
・カノンのみ、ご参加の場合 3,000円
・全曲にご参加の場合 7,000円
・ヴィヴァルディのa-mollとキラキラ星変奏曲は、無料です。
※複数曲への応募、大歓迎です。
※参加費は練習時に、集めさせていただきます。
■送付先
参加をご希望の方は、
申込用紙をダウンロードし、必要事項をご記入の上、Faxか郵送でお送りください。
同じ内容をメールでいただいてもかまいません。
→第8回コンサート参加申込書
いずれの場合も、「スズキ・メソードOB・OG会」事務局宛となります。
Fax. 03-3295-1448
郵送 〒101-0062
千代田区神田駿河台2-3-16 駿河台スカイビル3階 公益社団法人才能教育研究会 東京事務所内
「スズキ・メソードOB・OG会」事務局
メールinfo@suzukimethod-obog.com
■お問い合わせ
お問い合わせは、メールでお願いします。 お問い合わせメール
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OB・OG会第8回コンサート、終了しました!
第1部のアンサンブル・フェスティバルに出演した生徒たちに、特別参加の生徒たちが加わり、第3部では、OB・OG会メンバーとともにヴィヴァルディのアーモールとキラキラ星変奏曲(写真)を演奏。次の世代への架け橋になりました。ゲストお二人の嬉しそうな姿も印象的です 2015年5月10日(日)、第20回アンサンブル・フェスティバルとスズキ・メソードOB・OG会第8回コンサートが国立オリンピック記念青少年総合センター大ホールで開催されました。「OB・OG会第8回コンサート」には、ヴァイオリン科出身で精力的な活動を続けておられる渡辺玲子さんと川本嘉子さんも飛び入り出演され、楽しいひとときとなりました。
2010年にスタートしたスズキ・メソードOB・OG会。回を重ね、経験も培ってきた効果が随所に感じられる演奏会になりました。飛び入り参加の渡辺玲子さん、川本嘉子さんも懐かしい空間での演奏を心ゆくまで楽しまれたご様子。指揮の金森圭司さんも3度目の登場で、さらに意欲的な棒さばきが光りました。練習に本番に、そして裏方仕事にも多くの指導者の先生たちに支えられ、新しいメンバーも加わって、新鮮さが感じられました。年代も楽器も育った地域も現在の職業も、まったく異なるOB・OGたちによる手作りの演奏会は、全人教育の場としてのスズキ・メソードの素晴らしさを身近に感じさせます。2016年も5月15日開催が決まりました。
モーツァルト ディヴェルティメントNo.3 in F-dur K.138 演奏した曲目は、以下の通りです。
①パッヘルベル カノン
②モーツァルト ディヴェルティメントNo.3 in F-dur K.138
③レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア
また、今回は、関東地区の有志の指導者たちが20年間育てて来られた「アンサンブル・フェスティバル」の第20回記念公演とも重なり、ヴァイオリン科の子どもたちが弾くヴィヴァルディの協奏曲a-moll第1楽章とキラキラ星変奏曲の伴奏も、OB・OG会で行ない、大盛り上がりのクロージングとなりました。
レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア アンケートでは、OB・OG会の演奏について、次のような声が寄せられました。ありがとうございました!
・大変良かった。音に深みがあって感動しました。
・さすがの演奏でした。
・60年以上も前に、鈴木鎮一先生に教わりましたこと、懐かしく思いました。全国に広まっていること、素晴らしいと思います。長く歴史を重ねていってください。
・2曲目のレスピーギの第3組曲が、とても素敵でした。
・レスピーギがとても良かったです。特に音色が!
・音楽のプロの方と、音楽以外の仕事をしている方たちが一緒に演奏するということは、とても素敵なことです。皆さんがそれぞれ練習に励んで、素晴らしい音楽を作り上げていく努力をしておられるのには、頭が下がります。素晴らしいハーモニーでした。
・期待以上の演奏でした。金森圭司さんの指揮もとても良かったです。
演奏会終了後の懇親会もOB・OG会の大切な場面です。スズキのこと、音楽のこと、昔話や各種エピソードのお披露目など、時間を忘れて語り合う姿が、あちこちで見られました・「カノン」は毎年恒例になっていますね。今年はテンポが速かったですが、こちらのバージョンが好きです。レスピーギ、とても良かったです。金森さんの指揮でこの曲を聴けたのは、本当に良かったです。今年はソリストの方がいらっしゃいませんでしたが、スペシャルゲストのお二人の参加があって、本当に素晴らしかったです。
・スズキ・メソードとゆかりの深い名古屋の地を中心に、スズキ・メソードOB・OG会東海支部をいつか設立して欲しいです。子どもたちとの共演の機会ももっともっと欲しいですね。そして指導曲集にある曲も選曲されてはいかがでしょう? たとえばドッペルとか。
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2015年6月14日(日)に「楽器を持って集まろう会&総会」を開催します。
これまでにも何度か開催してきました「楽器を持って集まろう会」を、今年も開催します。昔懐かしい合奏会です。今風に言えばグループレッスン。集まった皆さんで、指導曲集を使って音を出してみましょう。楽しいですよ。今回は、スズキ・メソードの鈴木裕子会長をはじめ、指導者の皆様のレッスンでお楽しみいただきます。
下記の要領で開催します。メールにてお申し込みください。
楽器を持って集まろう会&総会
■日程 2015年6月14日(日)
13:00〜15:30 楽器を持って集まろう会(グループレッスン形式)
16:00〜16:45 OB・OG会総会
16:45〜17:00 後片付け
17:15〜 近くの「鳥どり トラストタワー店」にて懇親会
※12:30に会場入口にお集まりください。
■会場 パソナ本社ビル(地下ホール)
千代田区大手町2-6-4 →アクセス
JR東京駅 日本橋口
東京メトロ 大手町駅 B9出口
東京メトロ 日本橋駅 A1出口
■集合
楽器を持って集まろう会」に参加される皆さんは、当日の12時30分に本社ビル1階、
社員通用口前にお集まりください。
当日は休日のため、パソナ社員の方の誘導で本社ビル1階の社員通用口前より
地下1階の会場となるホールまでご案内いただきます。
13時を過ぎての来場の場合は、当会の事務局担当者(下記)まで、
ご連絡をお願いします。
会場到着時間に合わせて本社ビル1階社員通用口にてお待ちします。
事務局担当者連絡先:
携帯番号090-6540-3927 (紿田携帯)
携帯番号090-1036-3206 (佐野携帯)
携帯番号090-9016-9109 (川野携帯)
携帯番号090-4923-0630 (二木携帯)
■内容 合奏レッスン
教材として、ヴァイオリン科指導曲集を中心に音出しを楽しみます。
ヴァイオリン科出身の方は、1巻〜5巻までをご持参ください。
1巻から始めて、できるところまで進んでみましょう。
バッハのドッペルまで、いけるといいですね。
ピアノ科、フルート科、チェロ科の皆様にもお楽しみいただけるよう楽譜を用意します。
■参加費 1,000円(楽器を持って集まろう会)
■懇親会 楽器を持って集まろう会を楽しみ、定時総会を終えたら、皆さんで懇親会を楽しみましょう。
お店 「鳥どり トラストタワー店」 →アクセス
会費 4,500円(飲み放題付き)
■お申し込み方法
OB・OG会事務局にメールでお申し込みください。→メールアドレス
必要事項は、次のとおりです。
・お名前
・ご連絡先電話番号
・メールアドレス
・楽器名(ヴァイオリン、ピアノ、フルート、チェロ、その他)
・ご要望など
たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。
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懐かしさもひとしお!「楽器を持って集まろう会&総会」を開催しました。
2015年6月14日(日)、東京駅近くの「パソナ」さんのご厚意でお借りした地下のホールで、OB・OG会のお楽しみ行事の一つ、「楽器を持って集まろう会」を開催しました。才能教育研究会の鈴木裕子会長をはじめ、アメリカ在住のHiroko Lippman先生も駆けつけてくださり、「逆さ弓」の実演や、鈴木鎮一先生の教えを再現してくださるなど、楽しいひとときをすご過ごすことができました。総会には、日本とドイツを頻繁に往復されておられる水島愛子さんも、そして懇親会にはヴィオリストの川本嘉子さんもご近所のよしみでお顔を出していただき、一層華やかな宴になりました。
懐かしい合奏レッスン形式
子どもの頃に慣れ親しんだ合奏レッスンの形式で、ヴァイオリン科指導曲集を中心に遊びましょう、というかけ声で開かれた今回の「楽器を持って集まろう会」。参加された皆さんの少し長めの自己紹介を終えてから、鈴木裕子会長、そして守田千恵子先生の音頭で、指導曲集第1巻のあの曲からスタート。そう、誰もが最初に通過する「キラキラ星変奏曲」です。
「タカタカタッタ」の軽快なリズムが、ホールに響き渡りました。自然にセカンドパートの旋律を弾く方々もいらして、しっかりとアンサンブルになっています。チェロで参加のOGの高田さんにも、チェロ科で愛用している「緑の本」を使って、低音を支えていただきました。ピアノは、秋葉三佐子先生。夏期学校やグランドコンサートで聴く子どもたちの大合奏に負けない響きでしたよ。
「逆さ弓」で演奏する場面も。左がOB・OG会の木村会長、右が才能教育研究会の鈴木裕子会長 あっという間に、指導曲集第1巻の17曲を演奏。一気にゴセックまで、というと簡単に聞こえるかもしれませんが、熱に浮かされたかのように、弾き続けた次第です。譜面台も用意しましたが、まったく楽譜を必要とされないOB・OGの皆さんには、脱帽です。子どもの頃に脳細胞に刺激された情報が、何十年経っても頭の中に入っているのですね。感服しました。
第2巻最初の曲は、「ユダス・マカベウス」です。このあたりで、鈴木裕子先生が鈴木鎮一先生に3歳から教わった事柄をいろいろと披露してくださいました。発音の問題、右腕の問題、パンダなど、その当時、鈴木先生が研究に研究を重ねた奏法についての教えを、直接に受けられた鈴木裕子先生から伺うことは、この場の皆さんが鈴木鎮一先生からの教えをなぞらえることになります。こういう経験は、参加してみて、実際に楽器を手にすることで初めて、とても大きな実感として体内に入ってきました。貴重な、お宝となる時間でした。
休憩時間にも「旅愁」など往年の副教材を使っての即席アンサンブル。「譜読みが苦手」なんてどこ吹く風、初見でもばっちりの演奏でした
今回、スケジュールが合わず参加できなかったメンバーから「鈴木先生の〝奏法の哲学〟に記載されているボッケリーニのメヌエットを元弓の幅10cmで弾く練習をしています」という連絡を受けていましたので、その部分もみんなでチャレンジしてみました。元弓も弓の真ん中も弓先もトライし、どこでも同じように弾くことは相当に難しいですが、往年の鈴木先生の様々なこだわりの一端にも触れた思いがしました。
また、鈴木裕子先生がお持ちになられたのが、鈴木鎮一先生ご愛用のヴァイオリンでした。「ぜひ、皆さんで交代に弾いてみてくださいね」との嬉しいお申し出に、数名が弾かせていただくことができました。「とても柔らかな、小さな子どもたちの心をつかんだ、優しさのこもった音色でした」との感想も。得がたい体験に、メンバーにとっては望外の喜びとなりました。
アーモールもゲーモールも、そしてドッペルも
ドッペルまで行きたい、という願いがありましたので、2巻、3巻、4巻、5巻は、代表的な曲をチョイスしての音出しとなり、以下の曲を演奏しました。
斉奏やアンサンブルを満喫した「楽器を持って集まろう会」。今後も定番となりそうです・ミュゼット
・狩人の合唱
・「妖精の踊り」のテーマ
・ガヴォット(リュリ)
・メヌエット(ベートーヴェン)
・メヌエット(ボッケリーニ)
・ユーモレスク
・ブーレ(バッハ)
・協奏曲第5番第1楽章(ザイツ)
・協奏曲第5番第3楽章(ザイツ)
・協奏曲イ短調第1楽章(ヴィヴァルディ)
・協奏曲イ短調第3楽章(ヴィヴァルディ)
・協奏曲ト短調(ヴィヴァルディ)
後半になるほど、斉奏の威力も増してきたようです。鈴木裕子先生からの「スズキの音がしていますよ!」との評価に、メンバーもガッテン! さらに勢いがついたようでした。
そして、この日の目標曲となった曲、ドッペルへの挑戦となりました。その頃には、「楽器を持って集まろう会」には参加できなかったけれど、総会開始までには間に合ったメンバーたちも集合していましたので、お客様(?)に聴かせるカタチに、180度向きを変え、にわか仕込みのステージを作り、全員立っての演奏となりました。その場で分けた1stと2ndの組み合わせでしたが、とっても勢いのあるドッペルになりました。これもOB・OGの皆さんが、子ども時代に培った「蓄え」です。スズキ・メソードの威力って、すごいなぁ!とあらためて思いました。
これだけ遊べて、レッスンも受けることができて、参加費1,000円(楽器を持って集まろう会)は値千金でした。OB・OG会コンサートのようなスタイルもOB・OG会の活動の一つですが、今回のような指導曲集を使った音出しの会は、それ自体がとても意味のあるスタイルであり、今後も引き続き継続していきたいという意見が数多くありましたので、前向きに検討していくことになりそうです。
総会も懇親会も
「楽器を持って集まろう会」後の定時総会では、前年度の活動報告、決算報告、そして今年度の活動計画、予算案、新しい役員人事などを審議していただき、すべてにおいて拍手と承認をいただきました。会費収入に関しての意見交換などをふまえて、今後は、きめ細やかな会員に対してのアプローチをしていくことになりました。
懇親会後に、約半数のメンバーと東京駅日本橋口の広場で記念撮影。さらに二次会にも数名がなだれ込みました OB・OG会コンサートの後に開催されることの多かった定時総会と違って、今回のような「楽器を持って集まろう会」と同じ場所で、そのまま総会を開くスタイルは、なかなか具合が良さそうです。今後の試金石となりました。
懇親会は、目と鼻の先のお店「鳥どり トラストタワー店」での贅沢呑み放題コースで打ち上げ。ヴィオリストの川本嘉子さんも交え、初めて逢われた皆さん同士もすっかり意気投合。楽しい宴となりました。また、企画しましょう。
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第13回 東京音楽コンクール 弦楽部門でOBの水野優也さんが第一位に。
水野優也さん 2015年8月30日(日)東京文化会館大ホールで開かれた第13回東京音楽コンクール弦楽部門の本選会で、水野優也さん(チェロ科・河地正美先生クラス出身)が、エルガーのチェロ協奏曲を圧倒する美しさと豊かな音色で、第一位とともに聴衆賞も獲得しました。水野さんは、『第13回東京音楽コンクール弦楽部門で優勝・聴衆賞をいただくことができ、とても嬉しいです。僕にとって、プロのオーケストラとコンチェルトを共演することは夢であって、いつかは実現させたいと思っていました。東京文化会館の大ホールで、大勢のお客さんの前で演奏していて、途中からコンクールということを忘れてしまうくらい、オーケストラとの共演を楽しむことができました。今後は技術の向上はもちろんのこと、美しい音でお客さんを魅了できるようなチェリストを目指していきたいと思います』とのコメントを寄せてくださいました。宮田大さんに続き、2014年の日本音楽コンクール優勝の森田啓佑さんに続くスズキ・メソード チェロ科出身の若手奏者たちの快挙、おめでとうございます。
本選の行なわれた8月30日は、夕方から小雨模様、東京文化会館大ホールホワイエは開場前から長蛇の列でした。122名から、2回の予選を勝ち抜いた本選出場者は6名。東京交響楽団をバックに出場者6人全員がコンチェルトを演奏する長時間のコンサートとなり、水野優也さんの出番は6人中5番目。エルガーのチェロ協奏曲全楽章を、溜息がでるような美しい音色で、オーケストラと息の合った演奏をされました。結果発表まではロビーで、ご本人は音高仲間や応援に駆けつけたSUZUKIの旧友と歓談しながら待ち・・夜9時15分を回ってからの発表は・・1位2位がチェロ、3位がコントラバスで、ヴァイオリン入賞なししという史上初の結果でした。
講評では、
指揮者のコバケンさん「捉え方が深い。もはや世界レベルですね」
堤剛さん「もう、私は引退しなくては(笑)」
大谷康子さん「自分の長所を生かせる選曲も勝因」
と各氏から大絶賛。もちろん聴衆賞も併せての堂々の1位で、賞金100万円が贈呈されました。
なお、水野優也さんの受賞記念コンサートなどが、新年から目白押しで開催されます。
●第13回 東京音楽コンクール 優勝者コンサート
2016年1月11日(月・祝)14:00開演
東京文化会館
水野優也(チェロ)、梅田俊明(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)、朝岡聡(司会)
入場料 2,000円
東京文化会館事業企画課 tel.03-3828-2111
また、宮田大さんの恒例シリーズのコンサートにも、出演されます。
●宮田大 チェロ “大 ism” Vol.7 5チェロs
2016年1月15日(金)19:00開演
東京文化会館
宮田大、高木慶太、上野通明、森田啓佑、水野優也(チェロ)
入場料 5,000円
王子ホール tel.03-3567-9990
→より詳細な観戦記はこちら
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2015 ワールドミュージック・フェスタin 日本橋に
木村眞一会長とスズキの子どもたちが出演!
横田さんご夫妻 「2015 ワールドミュージック・フェスタ」〜人々の共生と子どもたちの未来にむけて〜が、9月25日、日本橋公会堂で開かれました。冒頭、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんのご両親、横田 滋・早紀江さんご夫妻が特別ゲストとして切々と語りかける姿に、早期解決に向けての意識喚起の必要性を感じさせました。
第1部「横田めぐみさんの一刻も早い帰国を願って!」では、めぐみさんと新潟市の中学校で同級生で、スズキ・メソード出身のヴァイオリニスト、吉田直矢さんが「一刻の猶予もありません。早期の帰国を」と渾身の演奏を披露。その演奏スタイルは、情熱がほとばしり出るような力のこもったものでした。曲目は、以下の通りです。
ヴィヴァルディの四季より「夏」や、カルメ ン幻想曲を情熱的に演奏した吉田直矢さん・ブルッフ:スコットランド幻想曲〜ジョニーがいなくて(スコットランド民謡)
・ヴィヴァルディ:「四季」より夏
・ピアソラ:チキリン デ バチン
・ピアソラ:リベルタンゴ
・コスモスのように(作詞:横田早紀江)
・ドルドラ:カルメン幻想曲
続く第2部「子どもの未来と音楽の力で豊かな創造性を!」では、スズキ・メソードOB・OG会会長で、才能教育研究会業務執行理事の木村眞一氏の挨拶とヴァイオリン演奏。エルガーの「愛の挨拶」をピアノ伴奏で独奏。さらにはスズキ・メソード銀座教室の生徒さんたちが出演し、以下の4曲を演奏しました。いつものように、曲の進行に合わせて少しずつ増えてくるスズキのスタイルに、場内からはにこやかなスマイルが満ち溢れていました。
繊細な美しい音を響かせた木村眞一会長・ドヴォルザーク:ユーモレスク
・ウェーバー:狩人の合唱
・ゴセック:ガヴォット
・鈴木鎮一:キラキラ星変奏曲
銀座教室の守田千恵子先生と生徒さんたち ご長男をスズキのヴァイオリン科で育てられた経験を持つ横田夫妻も、盛んに拍手を送られていました。早紀江さんは、「先日、国連の人権委員会で話をしました、めぐみの弟が、吉田直矢さんと同じ、新潟の田沢毅先生に習っていました。当時、悲しみの中にありましたが、手を引いてお教室まで歩いた風景やヴァイオリンの音色が、私たちの心に強く残っています。今日、皆さんの演奏を聴いて、あの頃のことを思い返していました」とお話しくださいました。
山口蘭子さん(左) そして、第3部「教育の機会均等、子どもの貧困解消を願って!」には、シャンソン歌手の山口蘭子さんらが出演され、舞台の雰囲気もガラッと変わりました。演奏曲は、以下の通りです。
・パリの空の下セーヌは流れる
・パリはシャンパン
・さくらんぼの実る頃
・歌い続けて
・夏蜜柑の花〜お母さんありがとう
・愛の讃歌
エンディングは、みんなで歌おう!ということで、出演者全員で会場の皆さんと「ふるさと」を合唱しました。