エッセイ
金森圭司さん(ヴァイオリン科OB)が故郷でゲスト演奏!
四日市在住、清水優さんのレポートです!
清水優さん。2011年東海大会のときの勇姿です スズキ・メソードOB・OG東海地区会員の清水優さんから、OB・OG会第6回コンサートで指揮をしていただいた金森圭司さんの、ヴァイオリン演奏のレポートが入りましたので、ご案内させていただきます。
2014年6月8日(日)、三重県桑名市民会館において女声合唱団「くわな市民コーラス」の創立35周年記念、第29回演奏会が行なわれました。この女声合唱団は35年も伝統のある桑名の市民合唱団ですが、スズキ・メソードのOB・OG会会員で5月11日のOB・OG会コンサートで指揮を務められた金森圭司さんのお母様が所属されています。
私は四日市高校時代の2年先輩である金森さんから、OB・OG会コンサートのリハーサルの際に、「今年も6月に故郷の桑名で女声合唱団のコンサートにヴァイオリンを演奏することになったので、清水君よかったら聴きに来てよ」と教えていただきました。土日は仕事の入ることが多い私ですが、敬愛する金森先輩の演奏を再び聴けるまたとないチャンスなので、お休みを取って駆け付けました。
さて、コンサートは5つのStageで構成され、金森さんは第2Stageに登場されました。演奏されたのはベートーヴェンの「スプリング・ソナタ」第1楽章です。ピアノ伴奏は箕作温子さんでした。
最後に金森先輩と記念撮影 冒頭から流麗な旋律で、優雅この上ない音で聴衆をうっとりとさせてくれました。展開部では力強さを感じさせる雄渾なスタイルで、その演奏表現の使い分けは、かつてN響のヴァイオリン奏者として活躍された金森さんならでは、と感動しました。全体的にややゆったりめのテンポで、ピアノとの息もぴったりと合っていました。1楽章だけでなく、このまま全楽章続けて聴いてみたかったです。
アンコールはエルガーの「愛の挨拶」でした。金森さんは体を緩やかにスウィングさせ、1メートルほど左右にゆっくり歩き、聴衆に語りかけるように演奏されました。それは金森さんから聴衆に向けての心を込めた感謝の気持ちを表しているように思えました。
第5Stageが終わり、最後の東日本大震災の復興応援歌である「花は咲く」では、金森さんの伴奏(挿入演奏)でコーラスと聴衆が一緒に歌いました。
終演後、金森先輩に挨拶すべくロビーに行きました。OB・OG会コンサート以来の再会で、昨年に続いて駆け付けたことを喜んでくださいました。そして「来年のOB・OG会コンサートも金森先輩の指揮の下で演奏したいです」と希望をお伝えすると、「OB・OG会の紿田副会長からも要請を受けており、来年も都合さえつけば振りたいと思ってるよ」と仰ってみえました。
金森さんのお母様は2013年5月のOB・OG会コンサートを聴きに来られ、懇親会でお話したことがあるのですが、今回もお会いして今年のOB・OG会コンサートのプログラムをお渡ししました。
最後に金森先輩と記念撮影をし、今後もスズキ・メソードOB仲間として活動していくことを約束し、桑名市民会館を後にしました。